はじめに
「電験三種って聞いたことあるけど、何から始めたらいいのか分からない…」
そんな未経験の方へ向けた、スタート地点からやさしく解説するガイドです。
この記事では、実際に未経験から電験三種を目指し、合格まで辿り着いた筆者が、これから学習を始める方のために「最初の一歩」を丁寧に案内します。
電験三種とは?ざっくり解説
まずは、試験の基本情報から押さえましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
資格名 | 第三種電気主任技術者(通称:電験三種) |
管轄 | 経済産業省(実施機関:電気技術者試験センター) |
合格率 | 毎年8〜12%程度(4科目トータル) |
合格に必要な科目 | 理論 / 電力 / 機械 / 法規 |
難易度 | 高校〜高専程度だが、範囲が非常に広い |
スタートでつまずかないために最も大切なこと
✅ とにかく「理論」から始めよう
4科目ある中で、まず手をつけるべきは圧倒的に「理論」です。
なぜなら、
- 他3科目の基礎となる(特に電力・機械)
- オームの法則や電圧・電流などの基本がすべてここに詰まっている
- 数学的要素(公式や計算)に慣れるための最初のハードルになる
未経験者におすすめの勉強の順番
筆者や多くの合格者の経験から見ても、以下の順番がおすすめです:
- 理論(基礎中の基礎、最初に必須)
- 電力(比較的イメージしやすく、得点源になりやすい)
- 機械(苦手な人が多いが、理論と電力の理解があると入りやすい)
- 法規(暗記中心、試験直前の記憶の鮮度も重要)
最初に準備すべきもの
📘 1. わかりやすい参考書
筆者が実際に使って効果を感じたのが
「みんなが欲しかった!電験三種」シリーズです。
- フルカラーで図解豊富
- 解説も初学者向けに丁寧
- 問題集付き&〇△×記録欄ありで周回しやすい
まずは理論だけ1冊購入し、「とりあえず1冊をやり抜く」ことがスタートの鍵になります。
⏰ 2. 勉強時間の確保
社会人や子育て中の方でも、毎日30分〜1時間を目安に学習を積み重ねましょう。
- 朝出勤前に15分
- 昼休みに10分
- 夜寝る前に30分
このくらいでも十分です。継続が何よりの武器です。
🛠 3. 勉強記録の習慣化(◎おすすめ)
- 日付+〇△×で進捗を記録
- 進捗が目に見えるとモチベーションが維持しやすい
- 問題が解けるようになる過程が“やる気”に変わる
よくある不安とその解決策
「数学が苦手なんだけど…」
→ 電験三種に必要な数学は、主に「三角関数」「比例・反比例」「簡単な微分(理解だけ)」です。
参考書で出てくる都度、YouTubeなどで補強すれば大丈夫です。
「毎日勉強できるか不安…」
→ 初めは“机に向かうだけでもOK”と考えてください。
5分だけでも毎日継続すれば、自然と習慣になっていきます。
まとめ:最初の1歩は「理論から」+「毎日少しずつ」
未経験から電験三種を目指す方にとって、最も重要なのは「最初の一歩を踏み出すこと」。
そして、理論の基礎から少しずつ慣れていくことです。
焦らず、継続を重ねることで、確実に力はついていきます。
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