科目合格からのリベンジ!電験三種 理論だけ1年集中で突破した勉強法

電験三種の勉強法

電験三種を受験したものの、一部科目だけが不合格――そんな経験をされた方は少なくありません。私自身、1回目の受験で理論科目を落としたとき、同じ状況に直面しました。ここでは、私が翌年の試験で理論を突破するまでに実践した勉強法を、実体験ベースで紹介します。科目合格から次年度に挑む方に、きっとヒントになるはずです。


1. 欲張らず「理論一本」に絞った理由

初回試験で理論だけ不合格となった後、当初は「どうせなら電験二種も同時に目指そうか」と考えたこともありました。ですが、最終的には欲を出さず理論一本に絞る決断をしました。

理由はシンプルで、最短で合格を確実にするためです。複数科目を並行すると、学習の深さがどうしても薄くなります。合格がかかった残り1科目に全力投球することが、結果的に一番効率的でした。


2. 「みんなが欲しかったシリーズ」を徹底周回

理論対策に選んだのは「みんなが欲しかった!電験三種 理論」シリーズ。これを1年かけて何度も周回しました。

単に読むだけではなく、〇・△・×で理解度を自己評価

  • :自力で解ける
  • :解説を見ながらなら解ける
  • ×:解けない・理解が浅い

この記録を日付と一緒に残すことで、自分の成長度合いが一目でわかるように。特に×が付いた問題は、徹底的に繰り返すことで苦手をつぶしていきました。


3. 過去問と模擬試験でプレッシャーを再現

参考書を周回するだけでは本番力は付きません。そこで、過去問演習を何度も実施しました。ただし、同じ問題を繰り返すと覚えてしまい、実力が正しく測れなくなります。

そこで私は模擬試験の制限時間を短縮する工夫を取り入れました。

  • 本試験:90分
  • 模試1回目:85分
  • 模試2回目:80分

このように段階的に制限時間を減らし、意図的にプレッシャーをかけることで、試験当日の緊張感に近い環境を作り出しました。本番では時間に余裕を感じられ、焦らず解答できる大きな効果がありました。


4. 電気数学も同時に強化

将来的には電験二種も見据えていたため、電気数学の基礎固めも同時進行しました。微分積分や三角関数など、二種以降で必須となる知識をこの時期に少しずつ積み上げておくことで、後の学習が格段に楽になります。

理論1科目の勉強だけだと単調になりがちですが、数学学習を挟むことで良い気分転換にもなりました。


5. 「飽き」とどう向き合ったか

正直に言えば、1科目を1年間勉強し続けるのは飽きます。マンネリとの戦いでした。

そこで私は、勉強スタイルに小さな変化を付けることを意識しました。

  • 場所を変えて勉強する
  • 問題を解く順番をシャッフルする
  • YouTubeなどで他人の解説を視聴して刺激を受ける

こうした工夫で、新鮮さを保ちつつモチベーションを維持しました。


6. 二回目の試験で得た成果

二回目の受験時には、理論の問題を見れば解き方が自然に頭に浮かぶ状態になっていました。

「見たことがない問題が無い」と感じられるほど演習量を積んだ結果、自信を持って試験に臨むことができたのです。

この経験から、「科目合格後の1年」はただの待機期間ではなく、確実に合格するためのゴールデンタイムだと実感しました。


まとめ

  • 欲張らず理論一本に集中
  • 〇・△・×で理解度を管理し、苦手問題を徹底攻略
  • 模試の制限時間を短縮して本番力を養成
  • 将来を見据え電気数学も同時進行
  • 飽きとの戦いには勉強スタイルの変化で対応

科目合格後の1年間をどう活かすかで、次回試験の結果は大きく変わります。1年という時間は長いようであっという間。「次こそは合格する」覚悟を持ち、計画的に積み上げることが最大の近道です。


このように1年を戦略的に使えば、私のように2回目で理論を突破することも十分可能です。あなたも科目合格を足がかりに、次の試験で完全合格を勝ち取ってください。

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