電験三種を初めて受験する人が、ほぼ確実に悩むのがこの疑問です。
「過去問はいつから解けばいいのか」
「最初から解いた方がいいのか、それとも後半か」
インターネット上では、
- 早くから解くべき
- ある程度理解してから
- まずは参考書を完璧に
と、意見が分かれています。
この記事では、
時期論ではなく「判断基準」に焦点を当て、
初受験者が失敗しないための考え方を整理します。
結論|過去問は「いつから」ではなく「解いていい状態か」で決める
最初に結論です。
過去問を解き始めるタイミングは、 カレンダーでは決まりません。
判断すべきなのは、
今、自分は過去問を解いて意味がある状態か?
この一点です。
なぜ「過去問はいつから問題」が荒れるのか
このテーマが毎年荒れる理由は単純です。
- 勉強開始時期が人によって違う
- 理解度がバラバラ
- 勉強時間も環境も違う
それにもかかわらず、
「○月から解くべき」
「試験○日前から解くべき」
と、時期だけで語ろうとするからです。
結果として、
- 早すぎて挫折する人
- 遅すぎて演習不足になる人
が毎年量産されます。
早すぎる過去問が危険な理由
初受験者がやりがちな失敗が、
ほとんど理解できていない状態で過去問に突っ込むことです。
この状態で過去問を解くと、
- 何を聞かれているか分からない
- 解説を読んでも意味が分からない
- 点数が低く、自信を失う
という流れになります。
これは「実力不足」ではありません。
順番が間違っているだけです。
過去問は、
理解を確認するための道具であって、
最初に理解させてくれる教材ではありません。
過去問を解いていい「判断基準」
では、どの状態になったら
過去問に進んでいいのでしょうか。
判断基準はシンプルです。
参考書の内容を見て、以下ができるか
- 見たことがある
- 何となく意味が分かる
- 式や言葉を説明できそう
完璧である必要はありません。
「初見ではない」状態になっていれば十分です。
私が実際にやっていた過去問への移行方法
私が意識していたのは、
参考書の内容を次のように管理することでした。
- ◯:説明できる
- △:見れば思い出せる
- ✕:まだ分からない
✕が多い状態では、
過去問に進んでも効率が悪いです。
一方で、
- ◯と△が増えてきた
- 解説を読めば理解できる
この段階になってから過去問に入ると、
「あ、これ参考書でやったやつだ」
という感覚が出てきます。
この感覚が出てからが、
過去問の本当のスタートです。
いきなり時間制限をかけない理由
過去問に入った直後に、
- 制限時間を測る
- 本番と同じ条件で解く
これも初受験者にはおすすめしません。
最初の目的は、
- 正解すること
- 解き方を理解すること
です。
完答できるようになってから、
徐々に時間を意識すれば十分です。
令和7年度下期(残り80日前後)の現実的な考え方
令和7年度下期を想定すると、
試験まで残り約80日前後です。
この時期に重要なのは、
- 焦って過去問を回すこと
ではなく - 過去問を「使える状態」で解くこと
です。
- 理解が足りない → 参考書・動画で補強
- ある程度理解できた → 過去問で確認
この往復ができれば、
時期が多少前後しても問題ありません。
過去問は「焦った人から壊れる」
最後に、少し強めに書きます。
過去問は、
- 焦っている人
- 周りと比べて不安な人
ほど、早く手を出して失敗します。
しかし、
順番を守って使えば、これ以上ない武器になります。
まとめ|過去問は理解を確認するための道具
- 過去問は時期で決めない
- 理解度で判断する
- 初見だらけなら早すぎる
- 解けるようになってから時間短縮
この考え方を守れば、
過去問で迷うことはなくなります。
次に読むなら
この順で読めば、
電験三種の全体像がかなりクリアになります。
