はじめに
「電験三種の勉強を始めたいけど、参考書が多すぎてどれを選べばいいのかわからない…」
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
私も勉強を始めた当初、書店の棚に並ぶ電験三種の参考書を前にして、しばらく固まってしまいました。
そして気づいたのです。「目的別に適した参考書は違う」ということに。
この記事では、私が実際に使った書籍を中心に、目的別(初学者・再受験者・計算が苦手な人)でおすすめの参考書を比較形式で紹介します。
ぜひ、あなたにぴったりの1冊を見つけてください。
目的別おすすめ比較表
目的・タイプ | おすすめ書籍名 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
完全な初学者 | みんなが欲しかった! 電験三種 教科書&問題集 | フルカラー・イラスト多め。1冊完結でやる気が出やすい構成 |
再受験・経験者向け | よくわかる電験三種シリーズ(オーム社) | 詳解タイプ。式の意味を深く掘り下げたい人におすすめ |
過去問で実力をつけたい人 | 電験三種 過去問題集(電気書院 or 電気技術者試験センター) | 本試験形式に慣れる。実力確認に最適 |
暗記が苦手な人 | スマホ暗記アプリ(法規)+参考書連動型の無料PDF | スキマ時間活用に。公式サイトからダウンロードできるプリントも便利 |
1. 初学者には「みんなが欲しかった!」シリーズが王道
✔ おすすめ理由
- フルカラーで図解が多く、とにかく読みやすい
- 参考書+問題集が一体化しているので1冊で完結
- 章末に〇△×の記録欄があり、進捗管理がしやすい
🔧 実体験より
私はこのシリーズを使って、各教科を2〜3周しました。
最初は「読むだけ」、2周目から「問題を解く」を徹底。進捗を日付付きで記録することで、「あとどれだけあるか」「どこが弱いか」が一目で分かりました。
2. 再受験者や理解を深めたい人は「よくわかる電験三種」シリーズ
✔ ポイント
- 各項目を深く掘り下げて解説
- 式の導出や背景の理論を丁寧に説明
- 計算だけでなく「なぜそうなるか」まで理解できる構成
1回目の受験で「点は取れたけど、本質が理解できなかった」と感じる方にぴったりです。
私も電験二種を目指す段階でこのシリーズを使い始め、本質的な理解が飛躍的に深まりました。
3. 過去問は「問題演習型」として独立して使うのが理想
私は試験1〜2か月前から過去問を印刷して制限時間を意識しながら演習を行っていました。
最初は85分→80分→75分と徐々に制限時間を短くして、本番の緊張感に慣れる工夫をしました。
過去問演習は「完答できるようになった後」にあえて時間短縮で回すと、マンネリ化を防ぎつつ集中力も鍛えられます。
4. 法規対策にはアプリ+プリントアウトで“ながら勉強”
法規は暗記要素が多く、私も最も苦手意識がありました。
しかし、スマホの暗記アプリ(選択式・○×形式)と、PDFの法規プリントを印刷して活用したところ、覚える負担が大幅に減少しました。
まとめ:自分の目的と性格に合った参考書が一番強い
電験三種の勉強は長丁場です。だからこそ、
- 気持ちよく読み進められる
- 継続しやすい
- 理解が深まる
そんな1冊を選ぶことが大切です。
最後に、あなたが「自分のための1冊」に出会えることを願っています。
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