こんにちは、電験ブログ「電気と僕。」管理人です。
電験三種の試験、本当にお疲れさまでした。
「とりあえず終わった……」という安心感と同時に、
「たぶん落とした科目がある……」
「来年、また受けるのか……」
そんな複雑な気持ちになっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、科目合格制度を活用し、来年こそ合格を勝ち取るための勉強戦略をお伝えします。
✅ まず確認!科目合格の基本
電験三種には「科目合格制度」があります。
つまり、1回で4科目すべて合格する必要はなく、合格した科目は2年間有効です。
年度 | 合格科目 | 翌年に免除される科目 |
---|---|---|
今年 | 理論、機械 | 来年:理論・機械は免除 |
来年 | 電力、法規 | 4科目合格で資格取得 |
この制度を使えば、「来年に残り2科目だけ集中して対策」という戦略が可能です。
💡 今やるべきことは「勉強を止めないこと」
試験が終わると、気が抜けて一旦すべてを忘れたくなる気持ち、わかります。
ですが、ここで完全に手を止めると 今積み上げた知識がリセットされてしまいます。
👎 一番もったいないパターン
- 合格発表まで何もせずに過ごす
- 結果が出てから再開するが、内容をかなり忘れている
- また一から勉強し直しになり、モチベーションが下がる
👍 賢いやり方
- 「おそらく落とした科目」の内容をすぐ復習
- 自分が間違えた部分をノートにメモして整理
- 週に1〜2回でもいいから継続的に勉強
今なら、出題内容が記憶に新しく、効率よく知識を定着できるゴールデンタイムです。
🔁 復習はどうやる?試験直後の勉強メニュー
試験が終わってからの勉強は、普段とは少しアプローチを変えて以下を意識しましょう。
① 自分の記憶に頼って問題を再現する
- 問題用紙を持ち帰れない場合、覚えている範囲でメモ
- 問題の形式や数字、キーワードを箇条書きにする
② なぜ間違えたのかを考察する
- 知識不足?
- 時間切れ?
- ケアレスミス?
- 計算ミス?
「何ができなかったか」を分析しておくと、来年の戦略に活かせます。
📚 落とした科目の学習は“深掘り”を意識しよう
たとえば法規に苦手意識がある方は、「過去問→解説」の繰り返しだけでなく、
- 関連する条文を調べる
- 電技や内規の背景を知る
- 実務でどう使われているかを調べる
といった深掘りが、記憶の定着につながります。
📅 合格発表までのスケジュールを見据えて行動
時期 | やること |
---|---|
試験直後〜1週間 | 出題傾向の整理・復習スタート |
2〜3週間後 | 模範解答の確認、自分の得点予測 |
合格発表(約2ヶ月後) | 科目合格の確認、勉強計画の再構築 |
📈 再挑戦者におすすめの学習戦略
勉強対象 | 戦略ポイント |
---|---|
落とした科目 | 理解重視 → 暗記ではなく「なぜ」を意識 |
合格済み科目 | 復習 → 忘却防止に軽く復習(特に計算系) |
全体の計画 | 週単位でスケジュール化 → ペースを作る |
💬 管理人の経験:私が三種→二種を目指したとき
私自身、電験三種の試験後、合格の手応えはあったものの確信は持てず、結果を待つのではなく「次に備えよう」と決めて電験二種の数学の基礎から復習を始めました。
この姿勢が結果的に良かったと今でも感じています。
勉強の習慣を途切れさせなかったことで、スムーズに次の資格勉強へ移行できました。
✅ まとめ|今すぐやるべきことリスト
- [ ] 試験内容の記憶をメモ
- [ ] 間違えた箇所を振り返る
- [ ] 来年に向けた戦略を練る
- [ ] 勉強を1日5分でも続ける
- [ ] 他の受験生の声をSNSやブログでチェック(励みになります)
📣 最後にひとこと
電験は“継続”が何よりの武器です。
たとえ今回は全科目合格できなかったとしても、科目合格は立派な成果。
そして、そこからどう動くかが、合否を分けます。
あなたの努力は、来年の合格につながっています。
一緒に歩みを止めず、前に進んでいきましょう。