電験三種 理論で最初につまずきやすいポイント5選と対策法|独学者がハマりやすい落とし穴

勉強スケジュールと習慣

はじめに

電験三種の「理論」は、全科目の土台となる非常に重要な科目です。
しかし、初めて学ぶ内容も多く、最初の段階でつまずいてしまう人も少なくありません。

私自身も、独学で理論に取り組む中で何度も壁にぶつかりました。
この記事では、私が実際に苦戦したポイント5選と、その対策法をまとめます。

なお、各論点の具体的な解説は以前紹介したYouTube「電験合格」チャンネルを活用し、
動画学習で理解を深めたことで乗り越えることができました。


つまずきポイント1|コンデンサの計算問題

コンデンサに関する問題、特に平板コンデンサの面積や間隔が変化したときの容量計算に苦手意識を持っていました。

  • 誘電体の挿入
  • 面積・間隔の変化による容量比

など、単純な公式だけでなく「変更前後で何倍になるか」という視点が重要です。

私はYouTube「電験合格」で紹介されていた方法を取り入れ、

「片方のコンデンサを基準に、面積・間隔の変化が何倍か考える」

という感覚で整理することで、理解を深めることができました。


つまずきポイント2|交流回路

直流だけを習った中学・高校の感覚から、交流回路に進んだ瞬間、世界が一変しました。

交流では、

  • インダクタンス(誘導性負荷)
  • コンデンサ(容量性負荷)

という新たな概念が登場し、さらに

  • 周波数によってインピーダンス(Ω)が変わる
  • 電圧と電流に位相差が生じる

といった要素も加わります。

この分野は時間をかけてじっくり理解する必要があり、私は参考書とYouTubeを何度も行き来して基礎から固めました。


つまずきポイント3|三相交流回路

交流回路を乗り越えたと思ったら、次に登場するのが三相交流回路です。

  • 相電圧と線間電圧の違い
  • 3倍・√3倍の計算ミス
  • 配電や送電効率の理屈

など、新出単語と引っ掛け問題のオンパレード

私は最初、計算で「3を掛け忘れる」「√3を掛け忘れる」など初歩的なミスを連発しました。
ここも演習量を確保し、パターンを身体で覚えることが重要です。


つまずきポイント4|過渡現象

正直、過渡現象は最初取っ付きにくかったです。

  • 時間による電圧・電流の変化(微分・積分)
  • スイッチ投入後の動作変化

などがテーマですが、出題数は1問程度であるため、最悪捨ててもよいとも言われます。

とはいえ、実は基本問題に絞られて出題される傾向が強いため、
一定の理解まで達すれば得点源になります。

私は最終的に、「型を覚える」→「式の意味をなんとなく理解する」流れで対応できるようになりました。


つまずきポイント5|電子回路

電子回路は、はっきり言って今でも苦手です(笑)

  • トランジスタ
  • ダイオード
  • オペアンプ

など、「マクロな電気世界」からさらに「ミクロな電子世界」へ進むため、直感的な理解が難しい領域です。

ただし、電験三種レベルでは出題範囲がある程度絞られており、
型を覚えて対応することでも十分に点が取れます。

過渡現象と同様、後ろの方にまとめられていることが多いため、勉強が間に合わず捨てる人も多いですが、
基本問題をしっかり押さえれば意外と得点できる穴場分野です。


理論の後半は油断注意|過渡現象・電子回路・電気計測

  • 過渡現象
  • 電子回路
  • 電気計測(紹介は割愛)

これらは参考書の後ろの方に書かれているため、勉強が間に合わず手薄になりやすいです。
私も試験直前まで焦りましたが、参考書3周目は後ろから取り組むなど工夫してカバーしました。


まとめ|つまずきは乗り越えられる。焦らず地道に。

  • コンデンサ計算や交流回路の理解は時間をかけて身につける
  • 三相交流はミス防止とパターン演習が鍵
  • 過渡現象・電子回路は基本問題に絞って得点源にする
  • 難しいと感じたら、YouTube「電験合格」で復習する

電験三種の理論は一見ハードルが高いですが、焦らず・繰り返し・地道に取り組めば、必ず道は開けます!


次回予告|電験三種 独学におすすめの問題集・過去問の選び方【参考書だけでは危ない?】

次回は、私が実際に使った問題集や、過去問活用のコツについて解説します。
「参考書だけで大丈夫?」「どの問題集を選べばいいの?」と迷っている方は必見です!

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