電験三種の勉強を続けているのに、
「過去問を何周しても点数が伸びない」
「勉強時間は増えているのに、合格点に届かない」
「同じ問題集を繰り返しているのに、本番になると解けない」
と悩んでいませんか?
電験三種は、勉強時間を増やせば単純に点数が伸びる試験ではありません。
私自身も勉強を続ける中で、
「勉強していること」と「点数を取れるようになること」は別
だと感じました。
点数が伸びないときは、勉強時間をさらに増やす前に、今の勉強方法を一度見直した方が良い場合があります。
この記事では、電験三種を勉強しても点数が伸びないときに確認したい7つの原因を紹介します。
結論|点数が伸びないときは「勉強量」より「勉強方法」を確認する
最初に結論です。
電験三種で点数が伸びない原因として考えられるのは、主に次の7つです。
- 過去問の答えを覚えてしまっている
- 分からない問題をそのままにしている
- 参考書を読むことが勉強の中心になっている
- 得意分野ばかり勉強している
- 1問に時間をかけすぎている
- 周回数そのものが目的になっている
- 本番を意識した練習が不足している
一つずつ見ていきます。
原因① 過去問の答えを覚えてしまっている
過去問を何周もしていると起こりやすいのが、
問題を理解したのではなく、答えを覚えてしまうこと
です。
問題を見た瞬間に、
「これは③だった」
と分かってしまう状態です。
これでは過去問では高得点を取れても、数字や条件を少し変えられただけで解けなくなる可能性があります。
確認方法
問題を解いたあと、
「なぜこの答えになるのか説明できるか?」
を自分に問いかけてみてください。
計算問題なら、
- なぜこの公式を使うのか
- 各数値は何を意味しているのか
- 条件が変わったらどうなるのか
まで説明できれば、理解できている可能性が高いです。
原因② 分からない問題をそのままにしている
過去問を解いていると、どうしても分からない問題が出てきます。
ここで、
「難しい問題だから捨てよう」
と毎回飛ばしてしまうと、いつまで経っても苦手分野が残ります。
もちろん、本番で難問を捨てる判断は必要です。
しかし、勉強中まで全部捨ててしまうのは別です。
特に何度も出てくる分野で間違えているなら、一度参考書に戻って確認した方が効率的です。
原因③ 参考書を読むことが勉強の中心になっている
参考書を読むと、
「分かった」
という感覚になりやすいです。
しかし、
分かることと、自分で問題を解けることは違います。
電験三種では、公式を知っているだけでは点数にならない問題も多くあります。
例えば理論なら、
公式を覚える
↓
例題を見る
↓
自分で問題を解く
↓
間違えた部分を参考書で確認する
という流れの方が、実際に問題を解く力につながりやすいと思います。
参考書は「最初から最後まで完璧に覚えるもの」というより、
分からないところを確認するために戻る場所
として使うのもおすすめです。
原因④ 得意分野ばかり勉強している
人間はどうしても、解ける問題を解きたくなります。
解けると気持ちが良いですし、
「勉強が進んでいる」
という感覚も得られます。
しかし、点数を伸ばすために重要なのは、
今解けない問題を、次に解けるようにすること
です。
例えば、
- 電気回路は得意
- 電子回路が苦手
という状態なら、電気回路ばかり解いていても点数の上積みには限界があります。
苦手分野を全部克服する必要はありません。
ただし、
あと少し勉強すれば得点源になりそうな分野
は優先して取りにいく価値があります。
原因⑤ 1問に時間をかけすぎている
電験三種では、
「分からない問題を最後まで考え続ける」
ことが必ずしも正解ではありません。
これは勉強中も同じです。
例えば1問に30分、40分と悩み続けるより、
ある程度考えて分からなければ解説を確認し、
「自分は何が分からなかったのか」
を理解する方が効率的な場合があります。
特に社会人の場合、勉強時間には限りがあります。
1問にこだわりすぎず、全体として得点力を上げることを意識した方が良いでしょう。
原因⑥ 周回数そのものが目的になっている
「過去問を5周した」
「問題集を3周した」
というのは、勉強量を把握する目安にはなります。
しかし、
周回数が多い=合格できる
とは限りません。
1周目で分からなかった問題が、5周目でも分からないのであれば、周回方法を変える必要があります。
私は問題を、
- ○:自力で解けた
- △:少し迷った、解説を見れば分かった
- ×:解けなかった
というように分けて管理する方法がおすすめだと思っています。
2周目以降は、すべての問題を同じように解く必要はありません。
△や×を重点的に復習した方が、時間を有効に使えます。
原因⑦ 本番を意識した練習が不足している
普段の勉強では解けるのに、本番形式になると点数が下がる人もいます。
原因の一つが、
時間制限のない状態で問題を解き続けていること
です。
本番では、
- 時間制限がある
- 緊張する
- 分からない問題が続くことがある
- 計算ミスをする
- 見直し時間を確保する必要がある
など、普段とは条件が違います。
ある程度勉強が進んだら、
実際の試験時間を意識して過去問を解く練習
も取り入れてみてください。
「この問題は一旦飛ばす」
「残り時間を見て戻る」
といった判断も、試験で点数を取るための重要な力だと思います。
点数が伸びないときに私ならこうする
もし私が、
「何周しても点数が伸びない」
という状態になったら、まず問題を増やすことはしません。
一度、直近の過去問や問題集を見返して、
- ○ 自力で解けた
- △ 理解が曖昧
- × 解けない
に分類します。
そして△と×だけを重点的に復習します。
特に重要なのは、
「なぜ間違えたのか」を確認すること
です。
例えば、
- 公式を知らなかった
- 公式は知っていたが使えなかった
- 問題文を読み違えた
- 計算ミスをした
- 時間が足りなかった
では、対策がまったく違います。
単純に「間違えた」で終わらせず、原因まで確認すると次の勉強につなげやすくなります。
60点を取る勉強を意識する
電験三種の勉強では、
すべての問題を解けるようにする必要はありません。
難問に何時間も使うより、
標準的な問題を確実に取れるようにした方が合格に近づく場合があります。
勉強しても点数が伸びないと、
「もっと難しい問題を解かなければ」
と思ってしまいがちです。
しかし実際には、
基本~標準問題の取りこぼしを減らすこと
の方が重要な場合があります。
過去問を解いたら、
「難問が解けなかった」
だけを見るのではなく、
「本来取れるはずの問題を何問落としたか」
も確認してみてください。
まとめ|伸びない時期こそ勉強方法を見直す
電験三種を勉強しても点数が伸びないときは、
単純に勉強時間を増やすだけではなく、勉強方法を見直してみることをおすすめします。
今回紹介した7つは、
- 過去問の答えを覚えてしまっている
- 分からない問題をそのままにしている
- 参考書を読むことが中心になっている
- 得意分野ばかり勉強している
- 1問に時間をかけすぎている
- 周回数そのものが目的になっている
- 本番を意識した練習が不足している
です。
過去問を何周したかよりも、
「前回解けなかった問題が、今回は自力で解けたか」
を一つの基準にしてみてください。
それが増えているなら、点数に表れていなくても勉強は前に進んでいます。
逆に、何周しても同じ問題で間違えるのであれば、周回数を増やすより、一度立ち止まって原因を確認した方が良いでしょう。
焦って教材を増やさず、
今持っている教材で「解けない」を一つずつ「解ける」に変えていく。
それが電験三種の得点を伸ばす一番確実な方法だと思います。